JavaScript で関数 2

 今回は関数というしくみの理解をさらに深めていきます。


1 関数をつくる

 前回は単純な足し算、割り算を使った関数だったので独自の関数を作ってみます。

関数

 ありそうでなかった(?)三角形の面積を求める関数です。


2 関数の上書き

 ここからは、関数のしくみやルールの紹介です。

関数

 これは関数 helloSan を定義して、その後に「鈴木」を代入した変数 a を引数として、その関数 helloSan を呼び出しています。

 次に関数 helloSan を上書きしてみましょう。

関数

 後から定義したものが適用されていることがわかると思います。


3 変数のスコープ

 次はスコープ(有効な範囲)という考え方です。

関数

 注目したいのは、関数内と関数外に同じ記述があることです。
「document.write(“<p>” + a + “</p>”);」と「document.write(“<p>” + b + “</p>”);」の部分ですね。
 しかし実行結果をみると、関数内の write メソッドは両方実行されて「関数の外側」「関数の内側」と表示されているのに対して、関数外の write メソッドは「関数の外側」という部分しか実行されていません。

 分かりやすいように変数 b の部分のみを抜き書きしてみました。
 見てわかるように、変数 b を利用できるのは関数内にある場合であり、関数の外にある場合は利用できないのです。
 これがローカルスコープという考え方です。
 そしてローカルスコープを持つ変数のことをローカル変数といいます。

 ところが変数 a は関数の外に定義されています。
 このような場合は、関数内であろうと外であろうと利用が可能となります。
 これがグローバルスコープという考え方です。
 そしてグローバルスコープを持つ変数のことをグローバル変数といい、これはプログラム全体で使用可能です。


4 次回

 さて次回も引き続き「関数」です。
 さらに関数の性質を理解していきましょう。

カテゴリー

更新記事

タグ

break (1) class (3) collection (6) continue (1) CSS (2) DOM (2) for (1) function (3) HTML (8) if (2) JavaScript (28) object (5) pop (1) push (1) shift (1) switch (1) unshift (1) VBA (1) while (2) アンガーマネジメント (1) インソース (1) ココナラ (9) コーチング (1) チーズ (2) ネズミ (2) ノート (2) パーソルホールディングス (1) ブランディング (1) ブランド (1) プログリット (1) ポート (1) メモ (2) リスキリング (1) 変数 (3) 学習 (1) 小人 (2) 怒り (1) 株式 (18) 睡眠 (3) 給水器 (1) 記憶 (3) Aoba-BBT (9) IGS (9) Kラーニング (1)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版 [ 狩野 祐東 ]
価格:2,728円(税込、送料無料) (2024/2/16時点)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

1冊ですべて身につくJavaScript入門講座 [ Mana ]
価格:2,794円(税込、送料無料) (2024/2/23時点)




Categories: