ｉＰＳ細胞から「ミニ臓器」とも言われるオルガノイドを作り、遺伝性難病の治療薬候補を開発した（２０２４年８月６日）

　ｉＰＳ細胞は、人間の体細胞に多能性を誘導する因子を導入したうえで、それを培養することにより「多能性幹細胞」となります。多能性幹細胞とは、人間のさまざまな組織や臓器の細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力を持っています。
　このｉＰＳ細胞は、患者さん自身の細胞からつくることが可能なため拒絶反応のリスクが低く、臓器移植の治療に活用できると言われています。
　すでに、パーキンソン病、角膜上皮幹細胞疲弊症、心不全などで進捗が報告されています。

騰落レシオ「売られすぎ」に　プライム、９ヵ月ぶり低水準（２０２４年８月６日）

　騰落レシオとは、一定期間（２５日間など）に株価が値上がりした銘柄数の計を値下がりした銘柄数の計で除した値であり、株式市場全体の強弱や、買われすぎまたは売られすぎを知ることができるとされているテクニカルな指標です。
　一般に１２０％を超えると過熱感が、７０％を割ると割安感が示されると言われています。
　なお、テクニカル指標とは、株式の価格などをグラフ化（チャート）することにより、その形状から将来の価格を予想するものです。

短プラ上げ、地銀も追随　横浜銀行や福岡銀行など発表（２０２４年８月５日）

　「長期プライムレート」とは、金融機関が優良企業向けの長期（１年以上）の貸出に適用される「最優遇金利」のことをいいます。また「短期プライムレート」とは、金融機関が優良企業向けの短期（１年未満）の貸出に適用される「最優遇金利」のことです。
　なお、優良企業とは業績が良い、財務状態が良いなどの企業をいいます。
　これらのレートは金融機関が企業に資金を貸し出すときに適用されるものであるため、直接、一般の方に関係はありません。しかし、住宅を購入するときに借りることのある住宅ローンには「短プラ連動型」のものがあり、この場合は住宅ローンの利率に影響します。

三井不と伊藤忠、物流系ＲＥＩＴを合併　開発でも協業（２０２４年８月５日）

　不動産投資信託（Real Estate Investment Trust：ＲＥＩＴ、リート）は、投資者からの資金により不動産への投資を行って、得られる収入（賃貸料や売買益など）を原資として投資者に配当するというしくみの商品です。
　まず、投資者がＲＥＩＴに投資し、ＲＥＩＴはオフィスビルや住宅などの不動産を保有・管理します。そして、その賃貸料収入や売買の損益から手数料などのコストを差し引いた額をＲＥＩＴから投資者に配当します。
　特徴としては、配当が比較的安定していること、上場されているＲＥＩＴは換金が容易なこと、インフレに強い傾向があることなどの点があります。

フードテックとは　先端技術で食料確保、２８０兆円市場に（２０２４年８月５日）

　フードテックとは、最先端の技術を「食」に応用することにより、食品の新たな可能性や社会問題の解決につなげるものです。
　具体的な技術としては、代替肉、長期保存、調理ロボット、遺伝子を変化させることによる品種改良などがあります。
　また、環境負荷の低減への要請、世界的な人口増加による食料需要の増大のほか、消費者の価値観の多様化にも対応する必要があることから、新たなビジネスモデルとして注目されています。