JavaScript で「もし」3

 今回も if 文 を用いて条件分岐を学びます。

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1 3つ以上の選択肢

 else if 文でさらに複雑な条件を設定することができます。

 書式は上記のようになります。
 条件式Aに合致した場合、行わせたい処理①が実行されて終了します。
 しかし、合致しない場合には新たに条件式Bで判断され、合致する場合は行わせたい処理②が、合致しない場合は行わせたい処理③が実行されて、それぞれ終了します。

人口区分

 この例では、まず変数 age に数値「14」が代入されます。
 次に、一つ目の if で age が 15 より小さいか が判断され、合致するのでブラウザでは「年少」が表示されました。

 ほかの数値ではどうなるのでしょうか?

人口区分

 まず、変数 age に数値「65」が代入されます。
 次に、一つ目の if で age が 15 より小さいか が判断され、条件に合致しないので次の else if で age が64より大きいか が判断されることになります。
 else if の条件に合致するのでブラウザでは「老年」が表示されました。

 なお、いずれの条件にも合致しない数値であれば、「生産年齢」が表示されることになります。


2 if 文のネスト

 次に if 文の「ネスト」を試してみます。
 なお、ネスト(nest)とは、もともとは巣のことですが、入れ子などの意味もあります。

 下に例を示します。
 複雑なようですが、入れ子構造が分かっていれば if 文を順番にたどっていくだけです。

人口区分

 この例では、まず一つ目の if 文において 変数 age が「30」であるか を判断し、合致するのであれば、次に二つ目の if 文において 変数 job が「サラリーマン」という文字列であるか を判断しています。
 両方とも合致するので「30歳のサラリーマンです。」が表示されています。

人口区分

 この例では、一つ目の if 文においては条件に合致しますが、二つ目の if 文では条件に合しません。
 したがって、else 以下の「 30歳ですが、サラリーマンではありません。」が表示されることになります。

 最後に、変数 age が「30」でない場合は、そもそも二つ目の if 文の判断は行われずに、else 以下にある内容が実行されて「30歳ではありません。」と表示されることになります。


3 次回

 さて、次回は事務処理にとっては大きな味方となる「繰り返し処理」を使って、いろいろ試していきます。

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