家計、生保離れ １．８兆円流出　１６年ぶり高水準、円安が影響（２０２４年８月２１日）

　金融資産には現預金、株式、債券、投資信託、生命保険（貯蓄型）などがあります。
　金融資産は実物資産よりも価格の変動幅が大きい半面、比較的早く現金化ができますが、実物資産は価格が暴落しにくい反面、現金化にあたっては買い手を探す必要があるため比較的流動性は低くなります。
　２０２３年の統計では、個人が保有する金融資産で最も多い項目は、日本では現金・預金（５４％）となっていますが、アメリカでは株式等（４０％）です。

車載半導体、欧に供給拠点　ＴＳＭＣ、ドイツ工場起工（２０２４年８月２１日）

　車載半導体は１９７０年代にエンジンの制御のために使用され、現在では自動車の制御、センサー、パワー半導体として用いられています。
　自動車の制御としては、エンジン、トランスミッション、エアバッグ、ＡＢＳなどに使用されており、将来的には５０個近くの半導体が使用されることになると見込まれています。
　自動車のセンサーとしては、エンジン制御、赤外線カメラ、ミリ波、セキュリティ、バッテリーなどに使用されています。
　パワー半導体としては、バッテリー、コンバーター、駆動用のモーターなどに使用されています。

ホタテ卸値Ｖ字回復　中国禁輸１年 応援消費や輸出先開拓（２０２４年８月２１日）

　ホタテガイはその仲間のうちでは最も成長が早い大型のもので、日本の生産量のうち北海道、青森県、岩手県及び宮城県で９９％を占めています。
　その輸出については２０２２年で１２．８万トン、金額は９１０億円で、これは日本の水産物の輸出額のおよそ２４％です。
　輸出水産物としてのメリットは、冷凍に適した貝であることや、臭いなどのクセが少なく、各国の食文化に適した調理法が適用できること、さらに近年の世界的な健康食材ブームにより高タンパク・低脂肪という特徴が評価されていることなどがあります。
　しかし、輸出については中国に依存していたため、販路の拡大が課題となっていました。

コンテナ輸送量２４％増　７月アジア発 米向け 単月で最高に（２０２４年８月２２日）

　コンテナとは輸送に関する業務に用いられる容器のことで、コンテナを用いることにより荷役や運送が安全にかつ効率的に行われるようになりました。
　コンテナの種類には一般的なドライコンテナのほか、温度管理が可能なリーファーコンテナ、タンクを枠で支える形式のタンクコンテナなどがあります。
　コンテナのサイズには、２０フィートと４０フィートのものがあり、幅（２．３５メートル）と高さ（２．３９メートル）は同じですが、長さはそれぞれ５．８９８メートル、１２．０３２メートルとなっています（いずれも内寸）。
　コンテナの輸送方法には、ＦＣＬ（Full Container Load Cargo）とＬＣＬ（Less Than Container Load）とがあります。ＦＣＬは１つのコンテナに単独の荷主が自分で詰め込みを行うこととなりますが、ＬＣＬは複数の荷主の貨物を積み込みます。
　なお、海上で輸送される貨物のうち、コンテナ貨物の比率はおよそ６割（貿易額ベース）となっています。

エヌビディア　次世代ＧＰＵ大幅高も（２０２４年８月２３日）

　ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）は、もともとコンピューターにおける画像を処理する装置をいいます。
　ＧＰＵは比較的単純な計算に特化していて、かつ複数のデータに対して同一のオペレーションを実行することができます。
　その用途は、複雑な画像の表示や膨大な計算が必要なゲーム、機械学習、シミュレーションなどに用いられます。
　いっぽうＣＰＵ（Central Processing Unit）は、幅広いタスクの並列実行に対応しているコンピューターの頭脳というべきものです。