鉄鉱石２年ぶり安値　先物、中国の鉄鋼不況響く（２０２４年９月７日）

　鉄鋼石は鉄の原料となる天然の鉱物で、化合する物質の違いなどにより、赤鉄鉱、磁鉄鉱、褐鉄鉱、砂鉄などの種類があります。
　もともと地球には元素としての鉄が多く、したがって海には多量の鉄がイオンの形で存在していましたが、生命の誕生により酸素が大量に供給されたため、その酸素が鉄を結びつくことにより海中の鉄イオンは海底に沈殿することになりました。これが現在の鉄鉱石が多い鉱山のもとになったといわれています。
　日本においては、産出国であるオーストラリア、ブラジル、インドから輸入されています。

「１ドル＝１３０円」内需株で備え　建設や不動産、強気に傾く（２０２４年９月７日）

　内需株とは、事業基盤が国内にあるため国内景気つまり内需が比較的好調な時期に、売り上げや利益が増加する傾向にある企業の株式をいいます。
　代表的な業種としては、不動産、建設、倉庫、鉄道、電力のほか、鉄鋼・素材産業、銀行・保険業などがあります。
　円高や日本国内の景気回復により業績が拡大することが多く、そのようなときに内需株が買われることが多い傾向にあります。
　また、長期分散投資においては、このような内需株と輸出関連株とを組み合わせるのが有効だと言われています。

オリンパス、米で画像診断支援ＡＩの認可取得　クラウド型（２０２４年９月６日）

　画像診断（画像検査）とは、体の外側から診るだけでは分からない内側の病気（腫瘍、梗塞、動脈瘤など）を画像として表示することにより、異常の有無などの診断を助けるための技術です。しかし、ＣＴやＭＲＩなどの機器で映像化された画像について、画像診断を専門とする医師が読影して初めて、がんなどを発見することができます。
　画像診断に使用されるＡＩは、深層学習（ディープラーニング）により画像を診断することができるようになるもので、あらかじめ多数の画像から異常所見や病変などのパターンを学習しておきます。
　画像診断ＡＩのメリットは医師の読影を支援することにより、疾患の見落としを防ぐこと、読影精度が向上すること、読影時間が削減されることなどがあります。

ドバイ、ハブ機能強化へ　空港など大型プロジェクト続々（２０２４年９月９日）

　ハブ空港とは、航空ネットワークにおいてその中核となる空港をいいます。
　アメリカでは多くの航空路線があるため、ネットワークの拠点となる空港がつくられましたが、その様子が車輪を支えている「ハブ」と似ているためそのような空港を「ハブ空港」と呼称するようになりました。
　ハブ空港に必要な条件（メリット）としては、空港の使用料（着陸料）が安いこと、航空路線及び発着便が多いこと、乗客の待ち時間のための設備が充実していること、２４時間稼働していることなどがあります。
　ハブ空港の有名な例としては、アトランタやダラス、デンバー、シカゴなどアメリカの空港のほか、ドバイやイスタンブール（トルコ）、ヒースロー（イギリス）などがあります。東南アジアではチャンギ（シンガポール）も、そのひとつです。

関西空港３０年　ＬＣＣで飛躍、インバウンド追い風に成長（２０２４年９月７日）

　格安航空会社（Low Cost Carrier：ＬＣＣ）とは、運行のための機材を統一し乗員・整備のための費用を抑え、さらに、運行を特定の区間に限定し着陸料の安い空港を利用し、機内サービスをなくすことや航空券の予約などをインターネットによるものだけにして、総経費を抑え航空運賃の低価格化を実現しています。
　デメリットとしては、機内サービスや預け荷物が有料であること、比較的運行の遅延が多いこと、使用空港の利便性が低いことなどがあります。