『会社四季報 2024年 3集 夏号』を読む 14(AI警備システム、プロダクトアウト、ホットメルト接着剤、放熱ゲル、パイル、カソード)

『会社四季報 2024年3集 夏号』を読んでいきます。
 個人的に理解できない用語などを中心に記録します。


1 RSC(4664)

AI警備システム本格導入

 これまでの警備システムでは赤外線センサーなどを用いて敷地内などに入った人を「線」で検知しましたが、AI警備システムではカメラを使用することにより「面」で検知できるようになりました。
 そのほか、カメラに映った人の転倒、侵入、長時間徘徊、ふらつきなどのほか、違和感のある人の行動をも検知できます。この場合、検知までの時間が極めて短く、自動的にアラートを発することにより即時の対応が可能となります。


2 アジュバンホールディングス(4929)

プロダクトアウト脱し市場ニーズ対応の生産・開発体制志向

 プロダクトアウトとは、商品を開発するにあたって消費者のニーズよりも企業の考えを優先することで、いわゆるマーケットインとは逆の考え方です。
 企業の強みや技術を最も有効に発揮でき、マーケットの調査などを行う必要はありませんが、商品が売れなかった場合はそのマーケットにおける原因の調査を行う必要があります。
 ただし、iPhoneなどに代表されるように、プロダクトアウトを突き詰めていけば消費者の予想を超えるような画期的な商品を提供することが可能となる場合もあります。


3 ヤスハラケミカル(4957)

ホットメルト接着剤は食品用途

 ホットメルト接着剤は熱を与えると液体になり、放冷すると固化する接着剤ですが、有機溶剤を含まない接着剤であることから、段ボールなどの包装、製本、建材、食品容器、ホビー関係などに幅広く使用されています。
 メリットとしては有害成分がないため安全性が高いこと、通常の糊などと比較して強く接着できること、短い時間で接着できることなどの点があります。
 逆にデメリットとしては当然ながら熱に弱いこと、接着する物質によってはつかなかったりすることなどの点があります。


4 フコク(5185)

EV向け放熱ゲル

 放熱ギャップフィラーです。この放熱ゲルはバッテリーセルを効率的に冷却することでバッテリー性能向上に貢献し、従来品よりも低密度で軽量化、塗布加工性にも優れているため、お客様のコスト低減に大きく貢献するとのことです。(フコクHPより)


5 三谷セキサン(5273)

パイル需要は前半落ち込む

 コンクリートパイルとは、別名「基礎杭」とも呼ばれ、土木、建築とありとあらゆる構造物を支えるために必要不可欠な存在で、軟弱な地盤でもコンクリートパイルを適切な位置に打ち込むことにより安全な地盤へと変わります。(三谷セキサンHPより)
 なお、地盤改良工事には、表層改良工法、柱状改良工法、小口径鋼管杭工法などの種類があります。


6 SECカーボン(5304)

アルミ製錬用カソード

 カソードブロックはこれまで無煙炭や黒鉛を原料として成形・焼成しただけのもので、操業の不安定性が見られ寿命も短命だったところ、カソードブロック全体を黒鉛化することにより熱・電気伝導性、耐熱衝撃性、耐浴性が高まり、炉の寿命も長くなり効率的な操業を実現しました。(SECカーボンHPより)


 つづきます。

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