最低限欲しい初任給｢２２万円以上｣が６割　学生に民間調査（２０２４年９月１２日）

　これまで日本の多くの企業では「職能給」が採用されており、これは年功序列あるいは終身雇用という視点からの賃金形態ですが、初任給とはこの賃金形態のなかで企業に入社した方に対して最初に支給される賃金のことです。
　日本では、大学を卒業された方々を一括して採用するという新卒採用がメインなため、同じ年齢イコール同じ給料という、１億総中流という意識にもマッチしたという側面もあります。
　職能給では一般的に勤続年数が長いほど賃金が増加しますので、安定して毎日の業務に取り組むことができ、従業員の定着に貢献します。
　しかし、若手社員がベテラン社員よりも大幅に賃金が低いと、その努力や成果に相応な賃金が支給されていないという意識になりがちで若手社員の勤労意欲が下がってしまい、結果的にその企業に就職したいという学生の減少につながる懸念もあります。

ヒゲのおじさんのブラックニッカ、デザインで高めた魅力（２０２４年９月９日）

　ウイスキーは蒸留という方法で作られる酒で、木で作られた樽で熟成されるという特徴があります。
　日本の基準では、樽で熟成すること、蒸留すること、原料が穀物であることとされています。
　なお、ほかの酒であるビールや焼酎の製造から出荷まで数か月であるのに対し、ウイスキーは数年単位の時間がかかります。
　ウイスキーの原材料は、大麦、トウモロコシ、ライ麦、小麦などがあります。

スリランカ北部の元紛争地　経済危機乗り越え復興めざす（２０２４年９月１２日）

面積　６．５万平方ｋｍ（北海道のおよそ４／５）
人口　２千２百万人
民族　シンハラ人７５％　タミル人１５％　ムーア人９％
宗教　仏教７０％　ヒンドゥー教１３％　イスラム教１０％

　なお、スリランカでは北部・東部に居住するタミル人の武装勢力である「タミル・イーラム解放の虎（ＬＴＴＥ）」が分離独立を目指して政府と紛争状態にありましたが、政府軍が２００９年に同勢力を制圧しました。

　主な貿易相手国は２０２２年において、輸出ではアメリカ、イギリス、インドの順ですが、輸入ではインド、中国、マレーシアの順となっています。
　また、スリランカに対する主な援助国は、２０２２年でインド（８０％）、日本（７％）、中国（６％）となっています。

ナガスクジラ肉 半世紀ぶり食卓へ　東京・豊洲で試食会（２０２４年９月１４日）

　日本におけるクジラ肉の国内生産量は１９６２年に２３万トンでしたが、令和４年では２千トンにまで減少しています。
　日本では、セミクジラ、イワシクジラ、ナガスクジラなどの肉が利用されています。
　クジラ肉のメリットとしては、高たんぱく、低脂肪、低カロリー、鉄分が多いことです。また、ＤＨＡ、ＥＰＡについても魚と同様に多く含まれています。
　また、デメリットとしては食物網の上位にあるため、生物に蓄積しやすいメチル水銀などが含まれている可能性があることです。
　なお、過去には肉だけでなく、ひげ・歯、毛、皮、筋、骨、糞までも人々に利用されてきました。

宇宙ごみ対策に３０日から新ルール　米国が先行、追う日欧（２０２４年９月１５日）

　宇宙ごみとは、地球の周回軌道上にある人工物であり、故障または運用を終了した人工衛星などの不要物のことをいい、スペースデブリとも呼ばれます。
　さらに、ロケットの上段部分や放出された部品のほか、宇宙ごみどうしが衝突した結果できた破片なども含まれます。
　この宇宙ごみが人工衛星などに衝突する事故も発生しており、２００９年にはアメリカの通信衛星に、運用を終了したロシアの衛星が衝突する事例が発生しています。
　そのため、宇宙ごみの除去、生成の防止、ごみの監視・回避などの対策がとられています。