『日本経済新聞』を読む21(高速船、駄菓子、レンタル自習室、PFAS、戻りガツオ)

 『日本経済新聞』を読んでいきます。
 個人的に理解できない用語などを中心に記録します。


1 高速船

津―中部空港の高速船、伊勢とタクシー接続 需要喚起(2024年9月26日)

 国土交通省は、高速船を航海速力22ノット以上の船舶、超高速船を35ノット以上の船舶と定義しています。
 なお、1ノットとは1時間に1海里を進む速さのことで、1ノットは1,852m毎時です。
 高速船はスピードが速い反面、燃料の消費量が比較的多い傾向にあるようです。


2 駄菓子

駄菓子5年で3割高 懐かしの味、大人の心も財布も癒やす(2024年9月25日)

 日本の江戸時代においては、上等な白砂糖などを使用した高級な「上菓子」に対して、安くて庶民に親しまれている菓子である「駄菓子」がありました。
 近年では、せんべい・キャラメル・ラムネ・ガムなど比較的安くて子どもでも簡単に手に入れることができる菓子を指すようになりました。
 太平洋戦争後の高度経済成長期には多くの個人営業の駄菓子屋ができ、子どもにとって駄菓子を手に入れる場所というだけではなく社交場としての場所でもありましたが、大型スーパーなどの食品販売店が普及したことから駄菓子屋の数は減少を続けています。


3 レンタル自習室

有料自習室、月1万円台 家よりカフェより集中できる(2024年9月4日)

 本来の自習室とは、個人の自習用のために設けられた専用の部屋やスペースのことで、机ごとに仕切りがある場合が多いです。
 そのような自習室があるのはおもに図書室、学校、学習塾などですが、近年ではおもに都市部において自習そのもののための有料のレンタル自習室が普及しつつあります。
 レンタル自習室を利用する人は、高校・大学の受験性、資格取得のため勉強している社会人のほか、仕事・趣味のために利用する人などが挙げられます。
 レンタル自習室を利用するメリットとしては、気になる騒音が少ないこと、周囲に同様の目的で訪れている人がいることなどの点があります。


4 PFAS

食品包装に新素材の波 PFAS、欧米で規制強まる 王子HD、代替品で攻勢(2024年9月27日)

 有機フッ素化合物のなかで、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」といいます。
 そのPFASのうち、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS、ピーフォス)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA、ピーフォア)は、さまざまな用途で使用されてきましたが、難分解性、高蓄積性などの性質があるため、国内で規制が進められています。
 PFOSの主な用途はメッキ処理剤や泡使用可薬剤など、PFOAの主な用途は撥水材や界面活性剤などです。


5 戻りガツオ

豊漁・秋の大衆魚 戻りガツオ3割安 サンマは漁獲5割増(2024年9月27日)

 カツオの旬には、5月〜6月の「初ガツオ」と、9月中旬〜10月下旬にかけて、三陸海岸の沖から房総半島付近に南下してくるものが「戻りガツオ」とがあります。
 戻りガツオは夏場にエサを食べたことにより、初ガツオよりも脂を蓄えています。
 初ガツオは透明感のある赤身でさっぱりとした味わいですが、戻りガツオは深みのある赤身となりもちっとした食感になります。
 そのため、初ガツオは「たたき」として、戻りガツオは刺身や焼き物として食されます。


 続きます。

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