『日本経済新聞』を読む 12(アンチモニー、おもちゃショー、スタートアップ、燃料電池、送電網)

 『日本経済新聞』を読んでいきます。
 個人的に理解できない用語などを中心に記録します。


1 アンチモニー

中国レアメタル高騰 アンチモニー、輸出規制で一段高(2024年8月30日)

 アンチモニーとは、鉛をベースにアンチモンのほか錫を混合した合金を指します。
 アンチモニーは重量感があり、かつ表面が平滑で、鋳造後の収縮がほとんどなく、金銀銅などのメッキのノリが良いという利点があります。
 用途としてはアンチモニーの利点を活かして、優勝カップやトロフィー、メダルなどの製品に利用されます。


2 おもちゃショー

大人が育てる玩具市場 東京おもちゃショー開幕(2024年8月30日)

 東京おもちゃショー(INTERNATIONAL TOKYO TOY SHOW)は、日本玩具協会が主催する国内最大規模の玩具の展示会です。2024年は8月29日から9月1日までの4日間、東京ビッグサイト西館で開催されました。
 過去には「日本玩具国際見本市」として1962年に初開催され、1982年に「東京おもちゃショー」と改称されています。


3 スタートアップ

政府のスタートアップ支援拠点、運営法人創設へ(2024年8月30日)

 スタートアップとは、一般的には起業や新規事業の立ち上げのことをいいますが、狭義ではビジネスにおいて、革新的なイノベーションやアイデアなどで極めて短い期間で急成長する企業、または、それを目指す新しい企業の意味で使われることが多いです。


4 燃料電池

BMW、28年に燃料電池車(2024年9月6日)

 燃料電池とは、水素と酸素とを反応させることにより発電を行う仕組みの装置です。
 電池という名称ですが、従来の蓄電池のように電気を溜めておくものではありません。
 メリットとしては、発電の際に電気のほかは水が発生するだけなのでクリーンな電源である点であり、振動や騒音も起きません。
 ただしデメリットとしては、まだまだコストが高いことがあげられます。


5 送電網

北海道、揺らぐ再生エネ供給(2024年9月6日)

 送電網とは、消費者に電力を提供するためのネットワークで、発電機、送電線、変圧器、変電所、配電線で構成されています。
 発電所でつくられた電気は50万V以下の超高電圧で送電線に送り出されますが、何回も変電して徐々に電圧を下げます。
 これは発熱による送電ロスを少なくするためのもので、そのロスを少なくすることにより、長距離を効率的に電気を送ることが可能となります。
 なお、街中の電線は6600Vになっていて、電柱の上にあるトランスで、100V・200Vに変圧され、引き込み線により各家庭に送られています。


 続きます。

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