JavaScript で変数2

 今回も変数です。演算でいろいろ遊んでいます。


1 変数で計算

 まず数値の計算です。

てすと

 <script> 以下の3行目で、c = a + b と定義しています。
 その c を出力すると a b という変数(箱)ではなく、a と b にそれぞれ代入された数値(100, 200)の計算結果(300)が出力されるのは以前学んだのと同じ結果です。


 では、文字列ではどうなるのでしょうか。
 文字列の間に直接「+」を置いたときは連結されましたが。

てすと

 なるほど、こちらも変数(箱)そのものではなく、それぞれ代入された文字列(こん、にちは)の連結結果(こんにちは)が出力されます。
 この場合も、文字列の間に直接「+」を置いたときと同様ですね。

てすと

また遊んでしまいましたが、文字列と数値が混在しても同じ結果です。


ですので、数字も ” ” で囲むと文字列として扱われます。

てすと

 y は v(数値) と w(数値) を足した数値となります。
 しかし、z は v(数値)と x(文字列)を+でつないであるため、連結され文字列となってしまいますので注意が必要です。


2 変数+数値

 さて上記の例では変数どうしの計算・連結でしたが、片方が値だったらどうなるのでしょうか。

てすと

 さて、上の3行の例では変数 k を宣言し、同時に変数 k に「100」を代入。
 続いて次の行で、その k に「50」を足しその結果を k に代入するという処理を行っています。
 算数の式という目で見ればヘンですが、プログラムの世界では「150」という結果が得られます。
 なお下の3行は引き算ですが考え方は同様です。


 そして次は簡略化した方法です。

てすと

 上記の例 m += 50 は複合代入演算といって、2行目は m = m + 50 と同じ結果となります。
 また、5行目の n -= 50 は n = n – 50 と同じで、m、n の演算結果は先の例と同じ値になっています。


 ちなみに、変数に対して1を足す処理を「インクリメント」、逆に1を引く処理を「デクリメント」というそうです。

てすと

 o + + と記述すると、結果は o = o + 1 と同じになり、p – – と記述すると、結果は p = p – 1 と同じになります。
 コードの文字数が少なくなるのはいいのですが、同じことをするのに複数のやり方があるのはあまり好きではありませんねぇ。


3 次回

 さて次回は変数の3回目。
 定数などを勉強します。

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