「メモ」「ノート」に関する本をくらべてみました。
1 本の紹介
2 メモの方法・やり方など
(1) すぐに
忘れないためにも、次の瞬間にメモをとることがとても大切です。
そのためにはすぐにメモをとることができる環境を構築しておくことが必須となります。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
メモは、「聞いた」「見た」「思いついた」その場で書きましょう。
(22ページ)
メモ・ノートの極意
アイデアを思いついたり、ヒントや情報を得たりしたときに、ストレスなく記録できる準備が必要です。
(94ページ)
メモ活
思わぬところで、脳の考えてくれていたものが、出てくる瞬間があるのです。
(150ページ)
(2) 何をメモするか
これについては目的や状況によってさまざまです。
いずれにしても、これは目的に合わせて試行錯誤するしかなさそうです。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
人の話をメモするときは、「話のポイント」「自分に必要な情報」のみを書きとめるようにしてください。
(26ページ)
考える人のメモの技術
どんな情報を取り込むべきか、一度自分の中で基準をつくってみましょう。(略)結果、自分にとって血肉化につながる情報だけを選ぶセンスが身につくわけです。
(75ページ)
神メモ
1枚のメモに書くのは、項目や概要のみで十分。後から自分が見たときに「ああ、このことか」とわかればいいのです。
(40ページ)
メモ活
私がおすすめするのは、とにかくなんでもメモに残すことです。(略)今日からなんでもメモに残すことを習慣にするのです。
(20ページ~)
(3) すばやくメモするための工夫
これについては、略字、カタカナ、アルファベットなどさまざまな工夫が紹介されています。
これぞと思ったものはどんどん取り入れていくべきでしょう。
それにしても、いろいろな知恵があるものですね。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
よく使う言葉には決まった略語を考えておくと楽です。
(32ページ)
メモ・ノートの極意
オリジナル略号を使う
言葉や文章を追うよりも早く見つかるので、ポイントとなる部分に目立つように記入することをオススメします。
(99ページ)
考える人のメモの技術
スピードアップを図れる略字や自分なりの記号を作っておくと便利です。
(123ページ)
メモ活
記号にしてしまえば、あっという間に書くことができます。(略)私が理解できていれば、それで困ることはない
(111ページ)
(4) 見返す
もちろんメモは後から見返すために書くものですから、そのときに何をするのかを決めておき、ルーチン化するといいでしょう。
ただ単にメモを補うことだけではなく、メモの内容と自分の知識とを組み合わせる作業も必要となります。
メモ・ノートの極意
追いメモで補足する
最低限の単語、キーワードだけをメモしておき、あとで追記して意味を補うものです。
(102ページ)
考える人のメモの技術
その情報に対する自分なりの解釈を気づきとして一言書き加えます。(略)知識の一部として取り込まれて、活用できる状態になるわけです。
(37ページ)
メモ活
書きっぱなしにしないことです。(略)メモし切れなかった部分を思い出して追記しておくことです。
(29ページ)
(5) 筆記用具
いつでもメモを取れるようにするため、おのおの確固としたルールを持ち、それを日常にしておられます。
これもメモの目的や活用のしかたによって変わってくるでしょう。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
基本ルールは次のとおりです。
◎置き場所を決めておく。すぐ取り出せるところ
◎使ったら必ず元の場所に戻す
(50ページ)
メモ・ノートの極意
私の場合はフリクションボールペン
フリクションボールペンは、ご存知のように消せるボールペンです。
(117ページ)
メモ活
私は常時、最低3本はバッグにペンを入れています。(略)いつでもどこでも、あっという間にペンを取り出すことができるのです。
(34ページ~)
(6) 1枚に1つ
それぞれ紙の大きさはまちまちですが、用紙1枚に1つのことを書くという考え方は同じです。
もし、メモの活用の仕方ごとに必要な文字のボリュームか異なるのであれば、それは用紙の大きさなどで調整したらよいでしょう。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
「1枚のメモ用紙に書く要件は1つ」
理由は、1枚にいくつもの用件を詰め込むと混乱しやすいからです。
(24ページ)
メモ・ノートの極意
メモ1枚に1件のみをゆったりと書くつもりでサイズを選ぶことをオススメします。そうすると、あとで追記したり、ノートに転記したり、テーマごとにまとめたりするのがラクになります。
(106ページ)
神メモ
「1枚」にすることを強く推奨しています。(略)理由は紙1枚にすることで、「整理」と「整頓」の両方ができるからです。
(36ページ~)
(7) ノートは見開き
メモはともかくノートは見開きで広く使うことを推奨している本が多いようです。
考えるためには一覧性が重要ということでしょう。
また、別のページに書いてある余計な情報が目に入ってこないというメリットもあるのでしょう。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
見開き2ページが基本と考え、まとまった書き込みは左ページから書き始めます。
(64ページ)
ロジカルメモ
ノートを見開き単位で使い、
●ノートの左ページを「ふつうのメモゾーン」
●ノートの右ページを「文章化ゾーン」
とします。
(30ページ~)
メモ活
左側のページに「課題」を書き出していったら、次は右側のページに、その課題をどうすれば解決できるのか、を書いていくのです。
(172ページ~)
(8) あいまいは避ける
あいまいなメモを避けるための工夫です。
なかでも数字を使うよう意識するのは有効な手法といえるでしょう。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
あいまいな表現は避けましょう。(略)数字で表せる情報は、具体的に数字で書いてください。
(70ページ)
メモ・ノートの極意
主語を書く 一文を短くする 逆説を多用しない
(132ページ~)
メモ活
曖昧なままにしないためにも、数字を意識
(91ページ)
(9) 必要な項目
紙だからこそ日付などの情報は必要ですが、ほかに検索性という点から見ても、後々見返すためにさまざまな工夫も必要です。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
「日付」「タイトル」はともにページの同じ位置に書くと、目線をあちこちに移動させずに探せます。
(72ページ)
メモ・ノートの極意
紙のノートの欠点は検索がしづらいことです。(略)紙のノートも日付、キーワードなどのインデックスを記入することで補う工夫をします。
(110ページ)
メモ活
ページを開いて、まず書くのは、「タイトル」「日付」「場所」です。
(80ページ)
(10) 大きさ
最後にメモ、ノートの大きさについてです。
これは個人の好みとしか言いようがありませんので、扱いたい情報量(文字の数)によるのではないでしょうか。
ちなみに私はB5のルーズリーフです。
仕事のできる人が実践しているメモ術・ノート術
「大きなB5」はデスク向き、「小さなA5」は持ち歩きにぴったり
(78ページ)
メモ・ノートの極意
私の場合でいえば、A4ノートでは大きすぎ、A5以下では面積が足りないと感じたので、B5に落ち着いています。
(ページ)
考える人のメモの技術
人によって扱う情報の量やメモをとる場所は違うと思いますので、自分のスタイルに合ったノートを選ぶのでいいと思います。
(55ページ)
メモ活
推奨するのは、スケジュール帳もノートもA4サイズです。(略)何よりも書きやすく見やすいのが大きな判型の特徴です。
(26ページ~)
3 その他の参考図書
メモの魔力
前田 裕二 著
幻冬舎
2018年12月25日
254ページ
- 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
- メモで日常をアイデアに変える
- メモで思考を深める
- メモで自分を知る
- メモで夢をかなえる
- メモは生き方である
- ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう
すぐメモする人がうまくいく
堀 宏史 著
自由国民社
2018年10月17日
189ページ
- どうして「すぐやる」ことにこだわる人が成功するのか
- まずは書く、今日から書く
- シェアしてつながる「すぐメモ」の輪
- 情報インプットの極意
- すぐメモで新しいアイディアを生み出そう
- すぐメモで「すぐプレ」しよう
- あなただけのすぐメモを見つけよう
- すぐメモ検定
伝わるメモは図解が9割!
泉 收 著
自由国民社
2022年5月1日
176ページ
- 「言いたいことが伝わる」図解メモの基本
- 四角と矢印と線だけで作れる!図解メモを作る実践法
- 「伝わりやすい」図解は6つだけ!
- 実は使えるポンチ絵
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